おらがまち

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体育の日の江見の観光で気をつけること。いたるところでお祭り騒ぎ~江見祭礼~

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こんにちは。

弱小文化財応援ブログ「おらがまち」まちこです。

 

10月の体育の日は、毎年3連休。

ありがたいことに、南房総に観光に来てくれる方がたくさんいます。

 

でも。

 

この連休、江見で観光するにはちょっと気をつけなければならないことがあります。

 

それは「お祭り」。

 

この連休前後に南房総では、「十日祭(とおかまち)」といって各地でお祭りが行われるラッシュ日。

 

今回ご紹介する江見もこの連休にお祭りをやっています。

※前後する場合があります。

 

ではではどんな祭礼なのか、気をつける時間帯などをご紹介。

 

それでは早速見てみましょう!

江見祭礼について

江見は鴨川市の海岸沿い南房総市旧和田町と接している地区で、道の駅オーシャンパークや海水浴場などがあるところ。

 

漁業を営んではいますが、実は花の栽培も盛ん。

江見地区の背後にそびえる房総丘陵が、冬の冷たい風を遮ってくれることから、最近では花の栽培も行われるようになり、花の駅も作られました。

花狩りもできるよ。

 

江見の地形は、山の縁を囲むように住宅街があり、それを囲うように太平洋の海が広がります。

 

狭い土地ながら、古代の遺跡もあるところ。

地形的に昔より大きな変化がなく、今と同じところに居住区などがあったようで、昔の生活をそのまま残した地域です。

 

そのため祭礼は、豊漁と豊作を願って行われます。

 

祭礼は、毎年10月体育の日前日の日曜日(3連休の中日)に開催。

1日の祭礼ですが、内容はとっても濃い。

 

午後から屋台や神輿が出祭する本祭となりますが、午前中は子供神輿が練り歩き祭りを盛り上げます。

 

午後1時くらいから全地区が集合し、国道128号「外房黒潮ライン」より一本山に入った県道272号と江見駅周辺をメインとしています。

 

この江見祭礼の特徴は各地区で行われる踊り。

 

メイン通りに集合すると、屋台の曳き回しの合間に踊りが披露されます。

日本舞踊などの伝統的な踊りから、創作ダンスまで踊りのジャンルは様々。

 

これを目当てにやってくる方もいる!

 

参加地区は、新栄会(西山+内遠野)、神明町、水神下、宮本町、諏訪町、同志会(西真門+東真門+外堀)、合戸の7地区です。

 

現在休止中は、吉浦、天面、太夫崎。

山車・神輿等をご紹介

新栄会(西山+内遠野)(小峰ヶ原神社、古峯神社?)

新栄会は西山と内遠野からなり、JR江見駅の西側の海からかなり内陸山間までの広い地区。

古峯神社を祀ります。

 

囃子屋台を所有。

昭和57年に当時の新栄会の会員全員で製作したものです。

これより以前は、1度曽呂・畑の屋台を借りて地区内を曳き回したことがあったとか。

神明町(神明神社)

神明町はJR江見駅のすぐ近くの地区で東江見になり、鎮守の神明神社も駅のそばにあります。

 

囃子屋台を所有し、昭和24年頃に川名工務店が製作し初代・後藤義徳による彫刻が彫られています。

先代は昭和20年8月13日に機銃掃射を受け藁屋根から出火し、宮本町、水神下の屋台と共に焼失。

水神下(水神社)

水神下は神明町、宮本町と同じく東江見に属する地区でJR江見駅周辺の地区。

 

今の屋台は昭和25年に製作されたものですが、平成13年に古い彫刻部材を使って根本和男により大改修されています。

先代は昭和20年8月13日に焼失。

原因はに機銃掃射を受け屋根から出火、宮本町、水神下の屋台も共に焼けてしまったそうです。

 

ちなみに水神社は特定しない水の神様を祀る神社で、茨城から静岡の太平洋側に多くみられる神社。

諏訪町(諏訪神社)

諏訪町は江見青木にある地区で、JR江見駅を鴨川方面に少し行ったあたりになります。

小高い丘に諏訪神社を祀ります。

 

江戸後期に製作されたと言われる囃子屋台を持っています。

昭和58年に鴨川の諏訪講から譲り受けたもので、諏訪講は現在山車を出祭していますが弘化4年(1847)に屋台を巡行していたとの記録があるため、その屋台ではないかといわれています。

彫刻は武志滝蔵(伊八の系統)。

f:id:oragamatiko:20180801153116j:plain鴨川の諏訪講が出る祭礼

同志会(西真門+東真門+外堀)(天道神社)

同志会は西真門と東真門、外堀からなる会で、旧和田町と隣り合い、海沿いに長い地区。

東真門の山間に天道神社を祀り、御祭神は天照大御神です。

 

昭和20年戦後以降に石井兼松・川名梅造が製作した囃子屋台があります。

宮本町(九頭竜神社)

宮本町は神明町、水神下と同じで東江見になる地区です。

JR江見駅周辺。

 

囃子屋台があります。

昭和26年10月に粕谷兼三郎・鈴木隆治が製作、彫刻は後藤義孝。

 

先代は昭和20年8月13日にに機銃掃射を受けたため藁屋根から出火し、神明町、水神下の屋台も共に焼けてしまったそうです。

合戸(日枝神社)

合同は内遠野になる地区で、内房線線路を挟んだ山に日枝神社を祀ります。

弘治年間(1555~58)創建と伝わっていますが、詳細は不明。

 

江見の祭礼では唯一の神輿を所有しており、祭りに粋を添えます。

黒塗りの神輿で、その様式から大原あたりから購入してきたものではないかといわれています。

神輿を地面スレスレまでおろし、また担ぎ直すという面白い担ぎ方が特徴。

吉浦(諏訪神社?)

吉浦はJR江見駅から進んで、道の駅オーシャンパーク手前までの地区。

内陸に入って山間に諏訪神社を祀っているようです。

 

初代・後藤義徳による彫刻が彫られた屋台があるそうですが、昭和38年ごろから祭礼

自体は休止中。

屋台は組み立てたまま保管されているそうです。

 

※江見の祭礼に当初から参加していたかは不明。

天面(四社神社)

天面(あまつら)は太海地区との境にある地区。

四社神社は国道128号より一本中に入った道沿いにあります。

四社神社はもともと4祭神を祀っていたか、4神社を合祀したものなのかは不明。

 

屋台を所有。

屋台には明治33年後藤義信の墨書が残されており、その頃に製作されたものとされています。

残念なことに平成6年から祭礼は休止中。

 

※江見祭礼に出祭していたかは不明。

太夫崎(皇太神社)

太夫崎(たゆうざき)は道の駅オーシャンパークを含むその周辺域の地区。

国道から海側に進んでいくと皇太神社が鎮座しています。

御祭神は天照大御神。

 

武志信明による屋台がありますが、昭和54年ごろから祭礼は休止されています。

屋台は解体し保存。

明治20年代に製作されたものとされます。

 

※江見祭礼の出祭に関してはわかりません。

 

< 参考文献・サイト >

南房総の「十日祭」は要注意

江見には釣りやサーフィンなどで観光に来る人が多いです。

でも、この辺で夏やこうした連休に大渋滞を起こすことはほとんどありません。

 

ただ、江見だけでなく南房総全体でお祭りをやっているので、混雑を避けるために一本中道に入ってしまおうってのはやめた方がいいかも。

 

当たり前ですが、こうしたお祭りの渋滞情報はナビにはのりません。

 

南房総の「十日祭」だけでなく、館山から鴨川にかけては7~10月くらいまでは週末いたるところでお祭り騒ぎです。

 

山間の道でも、海側の海岸沿いの道でも、神輿や山車などにひっかかります。

中に入れば入るほど抜け出さなくなる可能性大。

どこかしらで車渋滞発生してます。

 

1時間2時間も車がストップするようなことはありませんので、ここはデンと構えておくのが一番。

 

引っかかっても、ほんの何分ほどのお話。

 

そして渋滞にひっかかったら、ついでに南房総のお祭りを見てやってください。

 

どこのお祭りも決して有名なお祭りではありませんが、神輿や山車などの彫刻の素晴らしさや、南房総の人たち(房州人ってやつです)が、お祭りがどれだけ好きというのも伝わるかと。

 

有名なお祭りどころのように、お祭り会館なるものは存在しません。

南房総の神輿や山車たちは現役続行中だからです。

 

だから、博物館や美術館を探してもみることは出来ません。

 

生の姿で活躍しているのを見るしかない!

 

見るだけならタダです。

え?

折角なら担ぎたい?山車を曳き回したい?

 

そんなあなたは江見に移住しましょう!

お魚おいしいいいところです。

 

 

以上「おらがまち」まちこでした。