おらがまち

歴史大好きまちこ主催!弱小「文化財」応援ブログ!

神社とわたしたちの人生。安産祈願や七五三を行う「儀礼」をご紹介。

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こんにちは。

弱小文化財応援ブログ「おらがまち」まちこです。

 

お祭り好きのまちこ。

そんなこんなで、神社のことを調べます。

 

わたしたちの生活には結構、神社が密接に関係しています。

 

例えば、安産祈願や七五三、初詣。

 

今回は、この人生における「儀礼(ぎれい)」について詳しくご紹介します。

それでは早速!

神社での儀礼

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神社での「儀礼」なんていうと、ものすごく仰々しいように感じますが、なんてことありません。

 

みんな知っているあの行事。

たくさんあります。

 

数や種類は激減していますが、現在でも残されている神社での儀礼は一生を通して実にさまざま。

安産祈願

普段は神様や神社のことなんて全然意識しませんが、妊娠すると、お腹の赤ちゃんが無事に生まれて来てほしい。

そう願うのは当の本人のお母さんお父さん、おばあちゃんおじいちゃん、兄弟、親戚、お友達だって、みんなそうですよね。

 

これだけ科学が発展した現在でも、妊娠5か月になると腹帯を巻きます。

これを「帯祝い」といいます。

産院が用意してくれることもあります。 

下腹部保温と胎児の位置を安定させる効果があるといわれていますので、普段使いならこちらがおすすめ。

まちこは義母が用意してくれました。

地域によっては、義理の母が用意するもの、というところもあるようです。

そして神社に参拝して、無事に生まれてくるよう母子ともに安全を願うのが「安産祈願」。

 

正確にいうと、「帯祝い」は妊娠5か月の戌の日に行い、「安産祈願」は妊娠中、出産前であればいつでもOKということになっています。

しかし、現在は「帯祝い」のときに一緒に神社に参拝し「安産祈願」を行う事が多くなりました。

 

よく神社に妊婦は参拝してはいけないといった俗信がありますが、これは全くの迷信です。

神社に限らずお寺なんかでもききます。

 

妊婦にとって、神社やお寺は階段や砂利道も多く、険しい地形であることが多かったので、ケガをしたりしないよう、安全のためにそういった迷信が出来上がったといわれています。

そして、境内は涼しく、冬場などであれば寒い北風などによって体の熱が奪われ、体調を崩しかねません。

 

また、お寺は「=葬式=死」といった「出産=生」と相反するところであるからとされ、妊婦はお墓参りなどにも行ってはいけないともされています。

こちらも迷信に過ぎません。

 

が、もし気になるのであれば、お寺やお葬式など「死」にかかわる場に行くときはお腹に「鏡」を仕込むと良いとされています。

お腹に向けてでなく、外に向けて邪気を反射する効果を期待したものとされ、昔から行われているおまじないです。

 

とはいえ、こちらも迷信の一つに過ぎませんが。

 

とにかく、妊婦は不要不急の外出は避けましょう、というのが昔からのしきたり。

なにかあってからでは大変ですので、昔の人の知恵はよく聞いておくのが良いです。

お宮参り

正式には「初宮参り(はつみやまいり)」といいます。

男の子は31日目、女の子は33日目に行います。

 

誕生した土地の神様に赤ちゃんを紹介して、土地の住人として認めてもらい、健康と幸せをお祈りします。

 

この子を「氏子」として受け入れて下さい、とお願いする儀礼になりますので、地元の神社に行くのが普通。

 

最近は自分の信仰する神社や大きな神社、有名な神社にいくこともあるようですが、断然地元の神社がおすすめです!

 

また、この宮参りのときに赤ちゃんをおばあちゃんが抱いていることが多いです。

これにもちゃんと理由があって、妊娠出産は「忌み(いみ)」とされ、神道では穢れの対象。

 

母子ともに「忌み」の状態です。

赤ちゃんは33日で、お母さんは75日で「忌み」が明けます。

 

だからお宮参りのときは、まだ母親が「忌み」中なので、代わりにおばあちゃん(こと姑)が抱くんです。

七五三

いわずもがな、誰もが知っている人生儀礼の1つです。

 

男の子は3歳と5歳。

女の子は3歳と7歳。

とされています。

 

が、現在は男の子も女の子も区別なく3歳、5歳、7歳に七五三を行い、写真を撮ったりしています。

 

神様に成長を感謝する儀礼ですので、地元の神社が一番よいのです。

 

11月15日に神社に行かなければならない!

わけではありません。

絶対にこの日!という日は実はありません。

11月中であれば問題ないとされていますし、江戸時代前には11月以外にも行われていました。

 

ので、昨今の写真撮影イベント等々を踏まえ、時期をずらして夏休みや冬休みなどにやってしまっても、特に問題はないです。

大事なのは、ここまで成長できましたのは神様のおかげです。

という気持ちです。

成人式

成人式というと「20歳になってことのお祝い」とされますが、本来の成人は13歳。

 

昔は男の子には「元服(げんぷく)」という儀式がありましたが、これにあたります。

女の子であれば「裳着(もぎ)」「髪上(かみあげ)」「鉄漿(かね:おはぐろのこと)付け」などの儀式があてはまります。

 

現在のように成人式=20歳となって儀礼として確立したのは、戦後のことといわれています。

 

それまでは13歳という節目でしたので、「十三参り(じゅうさんまいり)」といわれていました。

 

昔の人は大人になるのが早かったのです。

 

ちなみに「13」は厄年とされ、人生最初の厄となるので、大変重要であるとも考えられています。

結婚式

神社での結婚式は、「神前式」とイメージされますが、実はこれとはちょっと違います。

 

神前式の結婚式とは、歴史的にみると100年ほど。

まだまだ歴史が浅い結婚スタイルなんです。

f:id:oragamatiko:20180801153116j:plain神前式の詳細はこちらの記事へ

ですが、ここで紹介するのはそれ以前の「結婚式」のお話。

 

時代劇を見ていると、そこでの結婚式のスタイルって自宅がほとんどです。

では、神社とは全く関係ないのかというとそうではありません。

 

そこの風景をよくみてみてください。

ビデオを見たら、一時停止です。

 

そこには神棚や「天照皇大神宮」などと書かれた掛け軸が飾ってあったりしませんか?

つまり、自宅にいながら「神様の前で結婚式」を行っていることになります。

 

衣装や三三九度など、今の神前式の流れに大変よく似ています。

だから、自宅の神棚の前で式を行うのも全然OKなのです。

 

とはいえ、こうした結婚式スタイルが出来上がって来たのは室町時代。

それ以前は、家族があつまって小さな顔合わせ程度のもので、神様の前で大々的に報告ってのはあんまりなかったようです。

あなたの「氏神様」も「産土神」ももうないよ?~まとめ~

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わたしたちの生活の中で、神社を結びつけて考えることはまずありません。

上記のように、人生の節目節目でやってくるイベントでお世話になるくらい。

 

神社を観光で見に行くとしても、大きな神社や有名な神社ばかり。

 

でも、本当に一番大切な神社は、自分の一族が大事にしている神社。

よくいう「氏神様」というものです。

 

よく似ている神様で「産土神(うぶすながみ)」があります。

こちらは、自分が生まれた土地にあった神社のこと。

 

厳密には二つは違う神様になるのですが、時代と共に「氏神様」と「産土神」は混同され、その境界は曖昧なものとなっています。

 

しかし、土地や血縁関係の違いこそあれ、自分が生まれたと所のすぐ近くの神社はとっても大事。

 

だから、本来人生におけるこれらの儀礼は「自分が属する土地の神社」であるべきとされています。

 

自分からの優先度でいえば、

 

  1. 生まれたお家のすぐ近くの神社
  2. 地域(地区や村など)を守る神社
  3. 地方(市や県など)
  4. 全国区の神社(伊勢神宮など)

 

の順番。

 

生まれ育ったすぐそばの神社をマジマジと参拝する機会はあまりないかもしれません。

それでも、その神社を維持継承して行くためには、地元の住民の協力なくしては出来ません。

七五三で有名な神社にお参りするのであれば、地元の神社にもさらに足を運んであげて下さい。

 

 

自分の周りには無名の神社しかないよ。

ではなく、その弱小神社こそがまずは地域の、自分にとっての貴重な文化に他なりません。

 

もしかしたら将来、あなたの「氏神様」も「産土神」ももうないよ。

なんてことになったら、とっても悲しくありませんか?

 

だって自分の故郷の財産なんですから。

 

 

以上「おらがまち」まちこでした。