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古代館山の中心地、国中。国分寺跡の残る歴史ロマンあふれる地での祭礼を見に行こう!

国中の祭りについて

国中とは館山の西側に広がる平野のあたりで、国分、山本のことを合わせてこういいます。

 

広い田畑を有する地区で、広範囲に渡る地域なのが特徴です。

 

この地域周辺には安房の国の国分寺の跡や総社(鶴谷八幡宮の前身。今は元八幡神社として残っている)などがあり、古くから開け栄えてきた地域でもあります。

 

この地区一帯で行われる祭礼を総称して「国中の祭り」といい、10月の上旬ごろ開催されます。

詳細情報

現在館山市の中心地は館山駅を中心とした北条地区、館山地区ですが、かつては海がもっと内陸にはいっており、文化や政治の中心地ももっと内陸側にありました。

 

国中の祭りが行われる国分・山本地区は、安房の政治の中心地で、国分寺跡などが残る歴史ある地区です。

 

祭礼日は10月の第1か第2日曜です。

毎年日時が異なりますので、詳しく知りたい方は館山市役所のホームページをご覧ください。

 

参加地区は、国分、安東、稲、大井、亀ヶ原、腰越、薗、滝川、竹原、畑、広瀬、山本、江田の13地区です。

山車・神輿等をご紹介

国分(諏訪神社)

かつては安房の国分寺を有していた地区で、今は諏訪神社を祀ります。

 

明治45年に那古地区濱から山車と人形「天照大神(あまてらすおおみかみ)」を購入しました。

後藤喜三郎橘義信の彫刻であったといわれています。

 

昭和30年代に祭りを休止し40年ごろに再開、昭和54年に北条地区六軒町から幕を購入し、あわせて昭和55年に改修を行い 高欄と人形が同時にあがるからくりにしました。

 

老朽化のため人形は飾らずにいましたが、平成に入り何度かの改修新調等がされ、人形も諏訪神社の御祭「神建御名方命(たけみなかたのみこと)」となり、大きく生まれ変わりました。

f:id:oragamatiko:20180801153116j:plain那古地区の濱って?

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安東(熊野神社)

熊野神社が鎮座します。

神輿や山車の情報は不明です。

稲(貴船神社)

貴船神社が祀られています。

現在は、例祭は行われていない様です。

f:id:oragamatiko:20180801153116j:plain館山の休止祭礼について

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大井(手力雄神社)

大井は館山の西側、南房総市との境界にある地区です。

 

手力雄神社(たぢからおじんじゃ)は、上代に安房開拓をしたと言われる祖忌部氏が創建したと言われる歴史ある神社です。

本殿は千葉県指定有形文化財(手力雄神社本殿/千葉県)でもあり、その歴史を随所に見ることが出来ます。

 

朱と黒の漆塗りの神輿は、伊八郎信由と後藤義光の彫刻で飾られています。

10月9日が手力雄神社例祭でしたが、現在は国中の祭りに合わせて祭りが行われます。

安房国司祭にも神輿が出御する事でも知られています。

f:id:oragamatiko:20180801153116j:plain安房国司祭にも出祭

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亀ヶ原(八幡神社)

亀ヶ原は平久里川中流の西側にあります。

 

那古地区に属しますが、その立地が国分に近いため国中の祭りに参加しています。

村社として八幡神社が鎮座していますが、大変立派な社殿を持っています。

 

祭礼は7月15日に「小祭」として神輿祭を行い、10月10日に屋台祭の「大祭」が行われていましたが、国中の祭りに合わせて10月の第2日曜日大祭が行われるようになりました。

 

屋台と神輿があります。

神輿は、安房国司祭の際に莫越山神社の氏子と共にその神輿を担いだりしていた関係で、莫越山神社のものが寄進され平成14年に修復されました。

 

明治24年に作られた初代の屋台は南房総市丸山本郷地区に譲渡され、現在のものは2台目となります。

昭和30年に作られた屋台は台座にも組物がされ、後藤義孝の彫刻が施された上部と合わさり大変見どころのあるものです。

 

ちなみに初代は踊屋台、2台目は人形屋台です。

f:id:oragamatiko:20180801153116j:plain莫越山神社

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f:id:oragamatiko:20180801153116j:plain丸山本郷?

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腰越(御嶽神社)

御嶽神社が鎮座します。

神輿などについては不明です。

薗(三島神社)

三島神社祀った地区です。

神輿と屋台があるようですが、詳細は不明です。

滝川(木幡神社)

木幡神社があり、神輿を有しています。

竹原(日枝神社)

日枝神社を祀っています。

神輿と屋台があります。

屋台は2台目で、昭和25年ごろに製作。

畑(長尾山神社)

祀っているのは長尾山神社です。

神輿が1基あるそうですが、詳細はわかりません。

広瀬(八幡神社)

八幡神社が鎮座しています。

神輿や屋台などの情報は不明です。

山本(御嶽神社・白幡神社)

山本地区には御嶽神社と白幡神社の2つの神社が鎮座します。

御嶽神社では屋台が1台あるそうですが、白幡神社についてはわかりません。

 

先代は昭和初期に後藤滝治義光・後藤実義房・稲垣祥三よって手がけられたと言われています。

今のものは平成13年に製作されたようですが、諸々詳細はわかりません。

江田(問子神社)

10月10日に例祭が行われているそうです。(国中の祭りとは関係ない?)

問子神社を祀っており、人形屋台があります。

 

先代は大正15年(昭和3年とも)に製作され、現在ものは平成8年に九重二子の今井氏が製作したものを購入したそうです。

まちこ豆知識

国府の置かれた国中の歴史

国分や山本を含める一帯は、かつて安房の国府(今でいう県庁舎)の中心地として栄えていました。

 

現在の南房総市元三芳村府中に置かれた国府、館山市国分に建立されていた国分寺など、国府機関として重要な建造物が建っていたと言われています。

 

また、遺跡も数多く発見されており、条里制(土地を直角に区画して整備すること)の敷かれていたり周辺には古墳や横穴などがあります。

 

今は千葉県内では東京都に近い順に発展していますが、古代は安房→上総→下総の順に記録が残り、千葉の中で安房は玄関口となっていました。

 

こうした条里制などの区画がされている国分・山本では、開けた平野が特徴で平坦であることから、現在稲作を中心とした田畑が多く農耕地帯となっています。

そのため祭礼はお米の豊作を神に感謝する秋祭りが多いです。

 

国中の祭りはこうした歴史ある文化を持つ地域ですので、祭りの観覧を兼ねながら各地の遺跡を巡ってみるのも大変面白いと思われます。

 

意外に遺跡の多い館山の歴史を感じてみて下さい。

参考文献・サイト