こんにちは。
弱小文化財応援サイト「おらがまち」まちこです。
今日は1000年の歴史を持つ「やわたんまち」で、大活躍している館山市新宿の御船(おふね)「神明丸」とについてご紹介します。
では早速!
神明神社と新宿
館山市新宿は汐入川河口に位置する飛び地と、内陸にあるおもに2地区に分かれます。
鎮守は神明神社で、やわたんまち(安房国司祭)の際に南三社の神輿を渡海させていた地区・神社でもあります。
縁起等について
同じくやわたんまちに出祭する神明町の神明神社を「大神明(おおじんめい)」と称することから、「小神明(こしんめい)」呼ばれていました。
新宿は、もとは神明町のある北条村の一部でしたが、明治に入り北条村から独立。
神明神社は内陸の地区にあり、境内には戦国時代のものと思われ宝篋印塔{ほうきょういんとう}の一部があり、歴史の長さを伺うことができます。
御祭神は天照大御神。
また神社裏手は一段低くなっていて、砂丘の痕跡があり海がすぐ近くまで迫っていました。
安房国司祭(やわたんまち)
千葉県無形民俗文化財に指定され「やわたんまち」として地元の人々に親しまれている県南最大のお祭りです。
このお祭りは「安房国司祭」ともいわれ平安時代にまで遡る歴史の長いお祭り。
今の形になったのは江戸時代といわれています。
祭礼は2日間開催され、1日目に鶴谷八幡宮などで例大祭の神事が行われ、安房地区の各神社が総社に到着。
2日目は山車や御船が鶴谷八幡宮に到着し出発、その後神輿が帰路に着くという流れです。
見どころは神輿のモミサシや山車や御船の絢爛豪華さは勿論、総社主催たる数多くの神事が行われ、歴史を感じられる祭礼。
この他に毎年10月の3連休に行われる「南総里見祭り」にも出祭。
こちらは参加不参加は自由なので、毎年必ずいる保証はないのであしからずご了承ください。
神明丸とは
正面
船型の山車「御船(おふね)」
南房総では、船型の山車のことを通称「御船(おふね)」と呼んでいます。
房総各地にいくつか点在していますが、白木造りと漆塗りの2種類に分けることが出来、「神明丸」は白木造りの御船。
まだ海がもっと内陸に入り込んでいた昔、八幡神社(鶴谷八幡宮)に渡御する南三社(安房神社・洲宮神社・下立松原神社)が新宿に差し掛かかると、この地区の民が船を出して神輿を渡海させていたそうです。
「神明丸」の名前と御船の由来は、この船渡しだといわれています。
現在の神明丸は3台目で昭和54年に作られたもの。
後藤喜三郎橘義信の彫刻が飾られ、後部は後藤利兵衛橘義光が彫ったものと言われています。
明神丸写真
真正面
後側面
背面
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