こんにちは。
弱小文化財応援ブログ「おらがまち」のまちこです。
館山市街地は、里見氏の時代から商人などの町方の地域として栄えてきました。
そんな承認待ち「上町」の山車は、海の町ならではの彫刻がたくさん!
ではでは早速いってみましょう!
上町とは
「上町(かみちょう)」は、館山城下から浜に続く細長い地区で、館山市街地東部に位置します。
現在も館山の中心地。
昔から商人、職人、漁師、海運業者など、職種豊かな人たちの粋な地域でもあります。
館山神社・諏訪神社の縁起等について
上町は諏訪神社を鎮守としています。
しかし、現在その社殿はありません。
大正12年の関東大震災によって倒壊。
同じく諏訪神社を鎮守としていた仲町も、その後に建てられた現在の館山神社に合祀されました。
諏訪神社の跡地は、上仲公園として解放されています。
諏訪神社の由緒等は残念ながら不明。
当時の扁額や諏訪神社に彫られていた武志伊八郎信美(三代伊八)の龍の彫刻が残されています。
ご祭神は、建御名方命(タケミナカタノミコト)。
ちなみに館山神社は上町・仲町の諏訪神社だけでなく、下町、新井の諏訪神社、楠見の厳島神社、上須賀の八坂神社も合祀されています。
例祭日は8月1・2日。
館山地区合同祭
8月1・2日に「たてやまの祭り(たてやまんまち)」として、館山市中心地の合同祭として開催。
13地区8社の神輿7基、曳舟2基、山車4基が出祭し、合同祭となって100年以上の歴史があります。
初日に各町内廻り、2日目は山車や御船、神輿の集結し、モミサシやお囃子の競演が行われます。
夕方には館山神社前の道路が歩行者天国へ。
上町の山車について
山車は明治中頃に製作。
昭和54年に大々的な修理が行われ、併せて幕の新調を行っています。
また平成11年に土呂幕新調、平成26年には提灯および梶棒の新調が行われています。
下町と山車を交換したという話もありますが定かではありません。
彫刻は山車彫刻としては珍しい後藤秀吉橘義雄の作です。
義雄の作品は珍しく貴重なもの。
「波と岩」勾欄周りは「鯛や鰹」、囃子座の正面の龍彫刻の裏には「波に鶴」などが彫られています。
人形は「国常立尊(クニトコタチノミコト)」。
ちなみに上町は5月になると試験曳きが行われ、お囃子の種類によってバチを近い分けていたというこだわり様。
さらに昔は祭礼の度に山車を組み立てていただんだとか!
真正面
正面
正面のお囃子台の4柱には、海に関連する彫刻が彫られています。
人形
後ろ側面
真後ろ
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