こんにちは。
弱小文化財応援ブログ「おらがまち」のまちこです。
館山城下の町場として発展してきた「楠見(くすみ)」の山車についてまとめました。
ではでは早速いってみましょう!
楠見とは
「楠見(くすみ)」は、館山城下の町場として栄えましたが、漁師町としても色濃い生活をしていた地区でもあります。
楠見の地区名の由来となったのは、この地区にある大きなクスノキが漁民の目印となったからだとか。
館山神社・諏訪神社の縁起等について
楠見はかつて厳島神社を祀っていましたが、関東大震災のときに社殿が倒壊。
その後、同じく館山市内の倒壊した神社をまとめ館山神社を創建。
「館山合同祭」は、この館山神社を中心に開催されるお祭りです。
厳島神社の由来等はわかっていませんが、館山仲町の名主を世襲で務めた岩崎家に保存されている書物によると「天明2年(1782)」にはあったであろうことが確認されています。
ちなみに館山神社の御神木は、楠見の厳島神社から移したもの。
ご祭神は、市杵島比売命(イチキシマヒメノミコト)。
例祭日は8月1・2日。
館山地区合同祭
館山市の館山城下を中心とした地区の合同祭で、「たてやまのまつり(たてやまんまち)」ともいわれます。
100年以上の歴史がある祭礼で、13地区8社の神輿7基、曳舟2基、山車4基が出祭する規模の大きなお祭り。
1日目は各町内での山車や神輿の曳き回しが行われ、2日目統一行動となり山車や御船、神輿が館山神社に集合します。
館山神社前の道路が夕方に歩行者天国となり、露店が出店したり賑わい、各地区の踊りも見られる。
楠見地区には「天狗踊り」といわれる舞をはじめとし、餅投げや山車の坂上りなどもあり見どころ多い地区でもあります。
楠見の山車について
現在の山車は明治35年製作(大工は館野の吉田竹治郎)。
先代の山車は神奈川県横須賀市浦賀に譲渡され、その縁で大正4年に横須賀開港祭にも出祭しています。
最大の特徴は囃子座上部にある4匹の鯱。
翼のある龍なども彫られ、安房の名工後藤喜三郎橘義信の作。
館山市の山車は囃子座で踊りが披露されることもあり、囃子座が広めに作られているのもおもしろいところ。
昭和56年に上下幕の新調、昭和61年人形修復、平成7年土台の修理、平成14年に車輪の修理、平成21年に泥幕の新調、平成29年には提灯の新調がされるなど、定期的にメンテナンスがされています。
人形は「仁徳天皇」。
真正面
人形
後ろ側面
真後ろ
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