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館山神社の祭礼に出祭する山車「明神丸」は、諏訪大明神から名前を授かった御船。

こんにちは。

弱小文化財応援サイト「おらがまち」まちこです。

 

今日は館山地区新井の御船(おふね)「明神丸」と館山神社・元諏訪神社についてご紹介します。

 

ではでは早速。

館山神社と新井

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館山神社は関東大震災後に作られた新しい神社です。

この館山神社を祀る地区のうちの一つが「新井(あらい)」で、海から内陸にかけての細長い区域です。

縁起等について

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大正12年(1923)の関東大震災で倒壊した館山地区の新井・下町・仲町・上町・楠見・上須賀の神社を合祀(ごうし)し創建されました。

 

昭和4年(1929)に現在の社殿などが完成しています。

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新井の元諏訪神社

新井区内には諏訪神社が鎮座していましたが、先にお話ししたように関東大震災を機に昭和7年5月館山神社への合祀となりました。

 

諏訪神社ではありますが御祭神は建御名方神(たけみなかたのかみ)ではなく、その奥さんの神様八坂刀賣命(やさかとめのみこと)です。

大体建御名方神単体か夫婦2人で祀られることが多いので、面白い神社だと思います。

 

上町・仲町の諏訪神社が上社といわれ下町・新井の諏訪神社が下社といわれることから、諏訪大社のように御神渡神事ではありませんが、上・下で何かしらの神事が行われていたのかもしれません。

昔から2社でワンセットという考えがあったのではないかと推測されます。

憶測ですので管理人まちこの個人的な意見です。ご了承くださいね。

 

ちなみに八坂刀売神は、古事記や日本書紀には登場しない諏訪大社(諏訪神社)独特の神様といわれています。


元諏訪神社は、関東大震災まで現在のTSCホールのあたりに鎮座していたそうです。

 

新井の集会所には諏訪神社の扁額が保管され、額裏には「文化4年(1807)」に墨書きが残されています。

館山地区祭礼

通称「たてやまんまち」とも言われ合同祭が始まり平成30年で100年経ちます。
大正3年旧館山町と旧豊津村の合併をきっかけに大正7年より8月1、2日に祭礼を合同で行うようになったそうです。

 

祭礼期間は2日間で、初日に各町内を廻り、2日目は館山神社境内と周辺に山車や御船、神輿が集まります。

両日とも館山神社前の道路が夕方頃から歩行者天国となり、多くの人で賑わいます。


館山の顔となる祭礼でもあり、もともと各神社で行われていた伝統芸能なども披露される大きな祭礼です。
13地区8社の合同祭礼で、神輿7基、御船2基、山車4基が出祭します。

大変見どころの多い祭礼です。

 

 

この他に毎年10月の3連休に行われる「南総里見祭り」にも出祭しています。

こちらは参加不参加は自由なので、毎年必ずいる保証はないのであしからずご了承ください。

明神丸とは

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正面

船型の山車「御船(おふね)」

南房総では、船型の山車のことを通称「御船(おふね)」と呼んでいます。

房総各地にいくつか点在していますが、白木造りと漆塗りの2種類に分けることが出来、「明神丸」は朱塗り漆の御船になります。

「諏訪大明神」の「明神」から「明神丸」名前がつけられました。

 

彫刻は後藤喜三郎橘義信が手掛けています。

現在の御船は明治27年に作られたものと言われ、その後小規模な改修を経て平成5年に大改修が行われました。

平成28年にも改修が行われ、お披露目が行われています。

 

先代の御船については江戸時代に地元の船大工が製作しされますが、詳細は不明です。 

 

また、祭礼の際に歌われる「御船歌」は「新井の御船歌(あらいのおふなうた)」と言われ、館山市の無形民俗文化財に平成20年に指定されています。

 

上演される内容等については以下をご参考下さい。

現在伝わる御船歌には、

①「木更津(きさらぎ)山」

②「是(これ)のつぼね」

③「初はる」

④ 「桜くどき」

⑤「鳴戸舟」

⑥「真鶴くどき」がありますが、上演されるのは主として①と②です。

曲の長さや内容が手ごろだということがその理由です。

例年2月下旬の新年会では、歌い初めとして①を歌うことになっています。

③も以前は歌われていましたが、長いので最近は上演されていません。

8月の祭礼時、御船山車巡行に際して、上演される場所と歌は次の通りです。
  8月1日:集会所・①、新釜旅館前・②、区長宅前・②、集会所・①
  8月2日:集会所・①、館山神社・①、お浜入り・②、さくらや旅館前・②

(市指定)新井の御船歌 | 館山市役所より引用

明神丸写真

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真正面

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後側面

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背面

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