おらがまち

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かんざしの使い方。1本足に2本足?ぶきっちょさんでも大丈夫!かんざしの色々。

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こんにちは。

弱小文化財応援ブログ「おらがまち」まちこです。

 

女性の方なら一度はあこがれる「かんざし」。

 

なんだか大人の髪飾りというイメージがありますが、とっても魅力的ですよね。

ぶきっちょさんにはハイレベルな髪飾りと思われがちですが、かんざしの使い方は実に色々。

 

本来は魔除けのために使用されていた「かんざし」は、やがて護身具となり芸術品となります。

 

今回はそんな「かんざし」について、深く掘り下げてみたいと思います。

 

それでは早速見てみましょう!

かんざしは魔除けの装身具

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縄文時代からある

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「かんざし」というと髪の長い女性が髪をまとめるための装身具と思いますよね。

 

でも、本来は男性も女性も使用していた魔除けの道具の一つでした。

 

歴史は縄文時代までさかのぼることができます。

その頃は、男性も女性も髪を切るといった風習がありませんでしたので、髪をまとめるために使用されていました。

 

特に呪術関連のお仕事をしていた人たちにとっては、魔除けや呪力の証として重宝されていたため、単なる髪飾りとしてではなく「お守り」としての効果を狙っていたようです。

 

よく「髪には念がこもる」といいますが、これは古来から髪を神聖視していたためです。

日本に限らず、ヨーロッパやアジアなど世界的にも髪は「感情」や「生命力」がやどると考えられていました。

 

「かんざし」の原型ともいわれる一本棒を髪に挿す行為は、古代の世界共通の行為だったようです。

まっすぐ垂れた髪が美しい時代へ突入

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縄文時代のころは「お守り」的だった「かんざし」は、その後大陸の影響をうけて次第に廃れていきます。

髪に対する考え方が変わってきたことが大きな転換期で、紐を利用して結ぶよう。

 

そして徐々に使用頻度が少なくなり、やがて平安時代に入ると髪をまとめない髪型が流行します。

「垂髪(たれがみ)」といわれる、女性はとにかくきれいにひたすら伸ばす髪型です。

※ちなみに男性は紐結び。

 

これにより「かんざし」は一般的な装身具として使用されることはなくなります。

 

しかしこうした「垂髪」が主流であっても、神道やなにかの儀式の中では草花木果を髪にさしたりしていたことから、やはり髪に何かを挿すというのは神聖な行為として引き継がれていました。

 

この流れは戦国時代くらいまで続きます。

江戸時代に入り日本独自に発展

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 江戸時代に入るとおろしていた髪をまとめる「日本髪」へなるのですが、ここから「かんざし」は日本独自の発展をしていきます。

 

時代劇などで、大奥や花魁の女性たちがこぞって美しい髪飾りを身に着けていますよね。

鼈甲(べっこう)でできたもの、金・銀でできたもの、象牙でできたものなど、豪華なものもたくさんありました。

 

また、いざというときに身を守る道具としても活躍していました。

よくドラマで、かんざしを抜いて果敢に戦う女性とかいますよね。

 

装身具であると同時に護身具としてもかんざしは当時重宝されていました。

たしかにあの細長い柄(え)でさされた致命傷です。

 

「かんざし」は江戸時代に今の原型ができ、末期なると種類や数も最盛期を迎えます。

髪飾り専門の職人さんも出てくるのもこの頃で、時代の最先端を行っていたのは遊女たちで、彼女たちのオーダーでどんどん華麗なもの機能的なものが作られていきました。

 

今ではかんざしをさす海外の方も多いですが、一本の棒でまとめられる簡単さとその装身具としてのかわいさがポイントとなっているようです。

かんざしの使い方

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選ぶポイント

かんざしを選ぶときに見た目はもちろん大事なのですが、その強度もとっても大事。

 

特にかんざし一本で髪をまとめようとすると、かんざしを髪の中でくるくる回してまとめることがポイントとなります。

 

ですが、慣れないとかなり力が入ってしまい、安いプラスチック製のものなどはくるくる回しているうちにポキッと折れてしまったり、金属製のものであってもくにゃっと曲がってしまう事が多々あります。

 

これは慣れるしかないのですが、見た目だけで選んでしまうと後悔することがありますので、購入の時は気をつけた方がいいです。

 

もし、どうしても見た目がかわいくて、でも強度があやしいものを購入した場合は、かんざしで髪をまとめることはちょっとあきらめて「髪挿し」として利用しましょう。

 

これは読んで字の如く、単純に髪に挿すだけです。

まとめた髪に髪飾りとして使えば問題ありません。

これも立派な「かんざし」の利用方法です。

 

ちなみにかんざしには2本足のものと1本足もものがありますが、髪をまとめたときのカチッと感を重視するなら2本足のものがいいです。

まとめたときの安定感は抜群です。

↓ まとめられたら上級者の1本足

↓ 安定の2本足

ぶきっちょさんへ

ぶきっちょでかんざし一本で髪をまとめられない、と悩んでいる女性の方もいると思います。

 

そういうときは美容院などにいって、思い切って専門家にまかせましょう!

 

わたしもぶきっちょで出来ないので、自分で購入したかんざしを持って髪をまとめてもらうことがあります。

自分でやるよりも安定感があるので、お祭りのときなど(わたしだけか?)激しい動きをする場合にはいいと思います。

 

また、着物や浴衣を着てお出かけすることもありますが、こうしたせっかくおしゃれをした時だからこそちゃんとした髪型で決めたいですよね。

 

ですが、かんざしは髪をまとめるだけのものではありません。

自分でまとめた髪にちょっと飾るだけでも、ちょっとしたアクセントになって、個人的にはこれでも充分大人になった気分です。

 

かんざしの使い方は慣れがとにかく大事です。

図説や動画の解説などで詳しく教えてくれるかんざし屋さんもありますので、そういったサイトを参考にするのも良いとおもいます。

かんざしの魅力

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江戸時代末期に最盛期をむかえたかんざしですが、明治に入ると西洋化の波におされて再び衰退します。

 

それが最近になって、神前式の結婚や七五三、成人式などで好んで着物を着る方が増えてきたことで再び注目を集めるようになりました。

 

夏になれば花火大会で浴衣を着たり、お祭りのときになれば小粋に髪をまとめる女性もいます。

 

昔のような絢爛豪華な復活はとげていませんが、洋服にあったデザインや身軽につけられる軽いものなどが主流となり、普段の生活のなかにも溶け込んできています。

 

また、魔除けとして最近人気のパワーストーンがつけられたものなどもあり、時代にあわせて「かんざし」も進化。

着物の帯の飾りとしても利用されています。

 

ちょっと高いものを買って、子供やそのまた子供に引き継いでほしいと思う方もいます。

代々引き継がれる装身具というのも粋なものですよね。

鼈甲は断然おすすめ。

たった一本で簡単にまとめられる「かんざし」。

ささっと止められる女性をみると憧れます。

 

 

以上「おらがまち」まちこでした。