おらがまち

歴史大好きまちこ主催!弱小「文化財」応援ブログ!

館山市長須賀の屋台は市内1、2の大きさ。唐桟織の内幕も見てね!

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こんにちは。

弱小文化財応援ブログ「おらがまち」のまちこです。

 

長須賀は、昔から商店街が賑わいをみせる商人の町。

千葉県指定の唐桟織などの伝統工芸を担う地区でもあります。

 

今回は「長須賀」の屋台をご紹介します。

 

ではでは早速!

長須賀とは

「長須賀(ながすか)」は館山市の市街地で、古来から現代に至るまで市内の商人の集まる地域として知られています。

里見の時代から宿場町として発展してきた文化を持つ地区でもあります。

 

現在も商業地区としてたくさんの商店が立ち並びます。

 

中でも国の登録有形文化財に指定されている「紅屋商店(べにやしょうてん)」は、明治時代の建物を残し、現在も金物店として営業をしているお店。

他にも江戸・明治・大正時代から続く店舗などが点在しています。

 

そして長須賀は伝統工芸を残す地区としても有名。

長須賀には県指定の無形文化財の「唐桟織(とうざんおり)」という織物があります。

 

かつては全国各地で生産されていた織物ですが、現在昔ながらの技法を持って製造しているのは館山市の齊藤家だけ。

もう一度、館山の齊藤家だけです!

 

弱小文化財バシバシ応援するよ!

 

通常の着物の華やかなイメージとは違い、細かい縞模様の織物でちょっと固めにおられているのが特徴。

 

粋な着物として、江戸時代から愛好家に大事にされてきた織物でもあります。

 

↓ 購入・興味のある方はこちらのサイトへどうぞ!

 また、安房の寺社彫刻、神輿・山車彫刻に欠かせない後藤派の初代後藤義光との関わりもあり、真言宗海富山来福寺には彼の米寿祝の石碑もあります。

 

↓ こちらの記事でに石碑について触れています。

こうした伝統工芸や商人の町、宿場町として発展してきた長須賀には、粋なお祭りが現在も残されています。

熊野神社の縁起等について

長須賀の鎮守。

かつては同地区の来福寺に鎮座。

現在は真言宗の神明山宝積院(ほうしゃくいん)が隣に。

 

由緒等は不明ですが、手水鉢は安政6年(1859)とあり、江戸時代後期には現在の形を有していたようです。

 

ご祭神は、伊弉册命(イザナミノミコト)・事解男命(コトサカノオノミコト)・速玉男命(ハヤタマノオミコト)の3柱。

 

例祭日は7月14日。(注:お祭りが開催される日ではありません)

長須賀地区祭礼

長須賀の鎮守である熊野神社のもと、7月の第3土日に開催されます。

 

1日目は神輿の渡御、2日目は屋台の曳き回し。

「ぴっとこ踊り」も披露され、屋台や神輿だけでなく見どころたくさんのお祭りです。

長須賀の屋台・神輿について

屋台

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現在の屋台は、昭和30年に製作されたもの。

館山市内でも1,2の大きさを誇ります。

 

特徴はせり出した踊り舞台で、正面破風に飾られた鳳凰(彫刻師後藤義孝作)が目を引く屋台。

かつては芸者が乗り、踊りを披露した粋な文化もありました。

現在は、館山市仲町から伝わった「ぴっとこ踊り」が披露されます。

 

平成17年に改修が行われましたが、当時の部材を転用しつつ、内幕を唐桟織にし見どころの多い屋台となっています。

※これ以前は、明治29年に豊房地区大戸から屋台を譲り受けているという情報がありますが、詳細については不明。

真正面

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後ろ側面

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真後ろ

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神輿

明治26年製作の「小殿」とよばれる神輿があります。

 

彫刻は安房を代表する後藤利兵衛義光のもので、「素戔嗚命と櫛名田比売の八岐大蛇退治」の場面が彫られています。

 

平成4年に大改修、平成24年には神輿蔵も新築。

館山市内の祭礼についてもっと知りたい方はこちらも