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館山を知りたければ祭りに行こう!夏の週末はお祭りしかないかも?

館山市の祭礼について 

館山市には、地区で合同で行われる祭礼の他にも各神社各地区でそれぞれ行われる例祭もあります。

 

こちらの記事では、その地区の特色と併せて紹介して行きたいと思います。

各地区詳細

曳船祭り(相浜・相浜神社)

例祭日:3月最終土曜
鎮守:相浜神社(大正時代に相浜地区二斗田と松崎の合祀となる)

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館山市街地を西岬地区方面海沿いに抜けた海岸沿いにある地区です。


かつて安房神社例大祭に神輿が出祭し浜降「磯出」神事の先導役を努めていましたが、現在こちらの例大祭には出祭はしていません。

相浜神社例祭である「曳船祭り」には神輿が出御します。

 

曳船祭りは、相浜の名主石井家を殿様が訪れた際舟遊びを見せたことが始まりとされます。

祭りでは、殿様役の子供が地区の若衆に担がれ、その通り道には浜から運んだ砂で敷き詰められていたそうです。

この際に練り歩いた御船「波除丸」は、現在曳き手がおらず残念ながら町内の曳き回しは行われていません。

 

この波除丸は、他の地区の御船と比べて水押(船の先端のとがっている所)の角度が緩く、朱塗りの雅な姿をしているのが特徴です。

後部は明治34年に後藤喜三郎橘義信によって彫られたとされます。

明治30年頃、昭和33年、昭和54年に改修が行われています。

 

曳船祭りの情報は館山市役所ホームページで見れます。

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f:id:oragamatiko:20180801153116j:plain安房神社例大祭にも出祭していた

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f:id:oragamatiko:20180801153116j:plain波除丸の写真をもっと見たい方はこちらの記事へ

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波佐間祭礼(波佐間・諏訪神社)

例祭日:7月1日

鎮守:諏訪神社

備考:南房総地方のミノコオドリ(国記録選択文化財)

西岬地区にあり、南房総市千倉町川口の鹿嶋神社とともに例祭時に踊られる「ミノコオドリ」は国の文化財に指定されています。

 

相模湾西岸(神奈川県小田原市から静岡県東伊豆町)にある「鹿嶋踊」と共通点がありますが、少女のみで行われる人数に制限がないなど南房総独自の民俗芸能でもあります。

ミノコオドリについては(国指定)南房総地方のミノコオドリ | 館山市役所をご覧ください。

 

例祭時には神輿1基、子供神輿1基が出御します。

神輿の詳細についてはわかりません。

川崎祭礼(川崎・八雲神社)

例祭日:7月第1または第2日曜

鎮守:八雲神社

本来は那古地区に属する地区ですが、正木に入ります。

どちらの地区にも関係しているものの、例祭は八雲神社単独で行っています。

本祭は正木地区の諏訪神社で、昔より神輿を渡御させています。

 

川崎地区には昭和7年に作られた白木造りの神輿と明治25年製作の人形屋台があります。

後藤喜三郎橘義信彫刻の「赤穂浪士」の彫刻が施された人形屋台は安房地区で最も大きい屋台と言われています。
平成23年に大改修がが行われています。

 

祭礼では、海に近い祭礼ならではの「潮垢離(しおごり)」神事が行われます。
祭り前日の夕方に子供たちが、川崎の浜で砂団子を作り拝殿にお供えするといものです。
しおごりというと、海で身を清めることと認識されていますが、南房総では自治区の海浜の砂を神社に奉納するという形が多く見られます。

f:id:oragamatiko:20180801153116j:plain正木祭礼にも参加

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伊戸祭礼(伊戸・八坂神社)

例祭日:7月13日

鎮守:八坂神社

西岬地区の平砂浦のあたりで、漁港もありダイビングも出来る海沿いの地区の中でも海に大変恵まれている地区でもあります。

 

神輿が1基出御するらしいのですが、祭りの内容等詳しい情報はわかりません。

布良祭礼(布良・布良崎神社)

例祭日:7月第3土曜・日曜

鎮守:布良崎神社

西岬地区で、海を臨む海岸沿いの高台に布良崎神社を祀ります。

かつては安房神社例大祭にも出祭していましたが、現在は参加していません。

 

所有する神輿は「大天皇」と呼ばれる房総一の重たいものと言われ、時代を遡るほどその重さは大きかったと言われています。

後藤喜三郎橘義信による彫刻が施され、昭和57年、平成21年に修複が行われています。

f:id:oragamatiko:20180801153116j:plain昔は安房神社例大祭にも出祭

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神余祭礼(神余・日吉神社)

例祭日:7月19、20日

鎮守:日吉神社

館山と白浜を結ぶ県道沿いの地区で、平安時代からの歴史を持ち神余氏の拠点でもあったため山間にありながら、広い敷地と立派な神殿を持つ日吉神社に守られています。

 

この日吉神社例祭で行われる鞨鼓舞(鞨鼓(かっこ)とは太鼓の事)は200年前より続く伝統芸能として館山市無形民俗文化財に指定されています。

併せて行われる巫女舞とともに五穀豊穣、一家繁栄などを祈ります。

 

例祭で担がれる神輿は大変重く、昭和26年に作製、彫刻は三代後藤義光、もとは白木造りでした。

平成6年に塗り替えられ、色彩豊かな美しい神輿へとなりました。

長須賀祭礼(長須賀・熊野神社)

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例祭日:7月第3日曜を含む土日

鎮守:熊野神社

館山市街の商店街を担う地区です。

昔より宿場町として栄え、県無形文化財の唐桟織や伝統工芸が有名です。

 

1日目に神輿、2日目に屋台の引き回しが行われます。

神輿は明治26年に作られたもので、後藤利兵衛橘義光の彫刻で飾られています。

「小殿」と呼ばれる一回り小さい神輿も同時期に作られました。

 

また、昭和30年に作られた屋台は、館山市内でも1,2の大きさを誇ります。

特徴はせり出した踊り舞台で、正面破風に飾られた鳳凰(彫刻師後藤義孝作)も目を引きます。

 

平成17年に改修が行われ、今も当時の部材が大事に使われ、内幕も唐桟織であることなどから大変見どころの多い屋台です。

明治29年に豊房地区大戸から屋台を譲り受けているという情報がありますが、詳細は不明です。

 

例祭の他に南総里見祭りに出祭することがあります。

南総里見祭りの詳細については南総里見まつり公式ホームページにて確認下さい。

洲崎神社例祭 (洲崎・洲崎神社)

例祭日:8月20~22日

鎮守:洲崎神社

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館山市の南、海沿いの高台に鎮座する洲崎神社は、安房神社の后宮である「天比理乃咩命(あまのひりのめのみこと)」を祀っています。

同じ天比理乃咩命を祀っている洲宮神社とは長い間その社格等についての論争があります。

 

一説には洲崎神社を拝殿、洲宮神社を奥宮とし、一つの神社であったともされていますが、詳しい事はわかっていません。

海上の守り神であることから東京湾一帯にその信仰があり、今ではこの近くに分社された海底神社なども良く知られているところです。

 

8月の例祭時と2月に行われる「ミノコオドリ」は、千葉県無形民俗文化財になっています。

鹿島信仰(悪霊払い)・弥勒信仰(富や豊作)の流れを組み、昔は男性が行っていたが現在は女児が行います。

同じ系統のもので、波佐間のミノコオドリは国の文化財に指定されています。

 

神輿を一社で3基所有しており、全て例祭に出祭します。

祭りでは、神輿と猿田彦に扮した者とともに洲崎神社の長い階段をおり目の前の浜に行く、御浜出神事が行われます。

 

3日間行われる祭礼は、ミノコオドリ、神輿渡御、地元の芸能祭が行われ、地域ぐるみの昔からのお祭りの流れを守っています。

 

※同じく西岬地区の西川名(厳島神社:館山市無形民俗文化財「湯立神事」)の屋台1台と、坂田(熊野神社)の神輿1基も洲崎神社例祭と同日に祭礼がありますが、合同で行われているのか単独なのか、祭りの詳細や所有している神輿等は不明です。

f:id:oragamatiko:20180801153116j:plain洲崎神社の奥宮?洲宮神社

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まちこ豆知識

海のお祭り以外にも内陸のお祭りもあり特色豊かな土地

館山のお祭りは、海の近くにあるのでそちらの観光ばかりに目が行きがちですが、実際には農作物も豊富に取れる農耕の文化も色濃く残る地域でもあります。

 

少し内陸に入ると、夏祭りではなく秋祭りが多くなりその内容もガラリと変わります。

 

また、山車の形状なども江戸に近い事から江戸型山車が多く、実は歴史あるものばかりで文化財的な価値もあります。

 

海に突き出た房総半島ならではの威勢の良い祭礼を是非見てみて下さいね!

参考文献・サイト