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歴史大好きまちこ主催!弱小「文化財」応援ブログ!

ビワと花だけじゃない!富浦の祭礼は漁師の熱いお祭りです!

富浦祭礼について

南房総市役所が置かれている南房総市の中心町の祭礼です。

 

かつては、安房郡の一町で「富浦町」としてありましたが、2006年の合併に伴い南房総市の一部となりました。

現在の南房総市役所は、旧富浦町役場を利用して運営されています。

 

富浦の南西部にある「大房岬(たいぶさみさき)」は千葉県立の自然光園となっており、南房総の観光の一つとなっています。

 

海に面している地域柄漁業が大変盛んで小さい町ながら富浦湾を囲んで港が3つあり、地域の人たちが信仰する神社も湾を囲むように存在します。

 

2日間行われる祭礼では、1日目に多田良地区が瀧渕神社に集結し鞨鼓舞や獅子舞、棒術が披露され、2日目は各地区で曳き回しが行われます。

漁師町ならではの御船が2台もあるお祭りです。

 

地区ごとに人と祭りが密着した大変濃い2日間ですので、海を見ながら観覧してみてください!

詳細情報

富浦町市街を中心とした祭礼で、7月第3土・日曜日の海の日に併せてに開催されます。

平成11年までは7月24,25日でした。

周辺地区の祭礼開催日等により多少変更する場合があります。

 

屋台6台、御船2台、神輿3基出祭します。

 

初日の見どころは、南房総市の無形民俗文化財となっている瀧渕神社の獅子舞・鞨鼓舞・棒術です。

瀧渕神社で開催されるのに合わせて、同地区の西浜・北浜・岡の屋台たちが集合します。

2日目は最後の最後まで名残惜しく行われる各地区の曳き回しです。

 
参加地区は、青木、多田良(岡)、原岡(岡本)、多田良(北浜)、豊岡(汐入)、豊岡(坂の下)、南無谷、多田良(西浜)、原岡(原)の9地区です。

山車・神輿等をご紹介

青木(青木神社)

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青木は富浦市街地から少し内陸に入った南房総市役所から道の駅枇杷倶楽部の東側の地区です。

青木神社を祀ります。

後藤義房の彫刻が施された人形屋台が出祭します。

多田良(岡)(天満宮)

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多田良(ただら)は富浦市街地から大房岬周辺の広い範囲の地区で、岡はその中でももっとも館山市との境界あたりに位置します。

鎮守は天満宮です。

 

多田良区にある瀧渕神社は、祭礼時に南房総市の無形民俗文化財である鞨鼓舞・獅子舞・棒術が奉納されています。

2011年に新調され、正面破風に彫られた3匹の龍の躍動感がある人形屋台と神輿を所有します。

1日目に多田良区として瀧渕神社へ赴きます。

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原岡(岡本)(稲荷神社)

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原岡は海岸からJR富浦駅からさらに内陸にかかての細長い地域で、岡本と原に分かれます。

 

岡本は海岸側の地区になり海からすぐの場所に稲荷神社を祀ります。

 

御船弁天丸と神輿が富浦の祭礼に出祭します。

弁天丸は白木造りの御船で、2代目後藤義房・後藤義徳による彫刻が彫られています。

黒塗りの神輿は、側面にはめられた白木の彫刻が特徴的です。

多田良(北浜)(神明神社)

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多田良(ただら)は大房岬周辺の広い範囲の地区で、北浜は住宅街にあたる地域になります。

 

大房岬に上る丁度入口あたりに神明神社を祀り、富浦の祭礼には御船神明丸が出祭します。

 

白木造りの神明丸の彫刻は後藤義房のものと言われています。

同地区多田良にある瀧渕神社には、南房総市の無形民俗文化財である獅子舞などがあります。

これらは富浦の祭礼の時に奉納され、北浜の神明丸も奉納のために瀧渕神社へ赴きます。

豊岡(汐入)(大宮八幡神社)

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豊岡は富浦の北側にあたる区です。

海岸すぐ近くに大宮八幡神社が鎮座します。

 

屋台は後藤義孝による彫刻で、昭和10年代に製作され平成13年7月に改修が行われました。

豊岡(坂の下)(八幡神社)

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豊岡の汐入よりも更に先の方富浦の北の区です。

大宮八幡宮よりも少し内に入ったあたりに八幡神社を祀ります。

 

白木造りの美しい神輿が、富浦の祭礼に出祭します。

南無谷(豊受神社)

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南無谷は富浦のもっとも北、隣町の岩井に接する山間の地区です。

その入り口辺りに豊受神社を祀っています。

 

後藤義房による屋台と神輿を持っていて、富浦の祭礼に出祭します。

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多田良(西浜)(熊野神社)

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多田良(ただら)は大房岬周辺の地区で、その名の通り西側海岸側にあります。

ちょうど北浜の神明神社と大房岬を挟んで反対側に熊野神社があります。

 

初代後藤義徳による屋台があります。

同地区多田良にある瀧渕神社は、南房総市の無形民俗文化財の獅子舞・鞨鼓舞・棒術があります。

 

富浦の祭礼の時に西浜の屋台も瀧渕神社へ赴き獅子舞などを奉納します。

原岡(原)(愛宕神社)

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原岡は海岸からJR富浦駅から内陸に向かって広がる細長い地域です。

その内陸側が原になります。

 

JR富浦駅のすぐ近くに愛宕神社が鎮座します。

後藤義房・後藤義孝らによる彫刻が映える屋台を所有します。

まちこ豆知識

枇杷だけじゃない!国の史跡がある港町!

千葉県南房総富浦と言えば真っ先に思い浮かぶのが「房州ビワ」ではないでしょうか。

なんとなく農業が盛んな地域なのかなと思われがちですが、実は富浦は生粋の港の町なんです。

 

富浦の聖山に国の史跡「岡本城跡」があります。

 

石碑ぐらいしかありませんが、ここは戦国時代里見氏の水軍基地として活用されていた城でした。*1

海に近い立地を買われ、浦賀水道を挟んで対北条氏の拠点となっていたんですね。

 

また富浦は東京湾の入り口で大変見渡しがよく、幕末から太平洋戦争時にかけても戦争の要所として扱われていました。

大房岬自然公園は砲台が置かれていたり、魚雷艇の基地があったりと今でもその足跡を見ることが出来ます。

 

こうした海の拠点であったことはイコール港としても活躍していたわけで、昔から漁業が盛んだったのは言うまでもありません。

 

今でもおいしい魚がたくさん獲れますし、港には魚料理を提供してくれる漁業直営のお店なんかもあります。

 

今では話す人も大分少なくなってきていますが、港町ならでは「房州弁」も結構飛び交っています。

はじめて聞く人は喧嘩をふっかけられていると思われるぐらい粗い話し方です。

 

祭りの中でもこうした港町ならではの荒々しさも体感出来るかと思います。

 

西が海なので沈む夕日もとてもキレイなので、観光がてら是非富浦の祭礼を見に来てみてください!

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  • 作者: 大野信長,加唐亜紀,有沢重雄
  • 出版社/メーカー: 西東社
  • 発売日: 2012/03/01
  • メディア: 単行本
 

参考文献・サイト

*1:詳しくは千葉県庁ホームページ里見氏城跡岡本城跡/千葉県を見てみて下さいね。