おらがまち

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ゆかりある安房神社祭神たちの家族の祭り~長尾祭礼~

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こんにちは。


弱小文化財応援ブログ「おらがまち」まちこです。


田舎の祭礼なんて誰も見ないよ?

 

有名どころでないお祭りは人知れず廃れていく運命ではありません!

 


地元のお祭りを少しでも全国の皆さんに知ってもらうべく、ブログにて絶賛紹介中です。


片田舎のお祭りだからと南房総の祭礼をあなどるなかれ。

 


今回は、安房神社とゆかりのある地、千葉県南房総市白浜町「長尾(ながお)」のお祭りをピックアップしました。

 

ではでは早速!

長尾祭礼について

安房神社は館山市の中でも南房総旧白浜町寄りにあります。

そのため、安房神社に関連する神社もこの周辺にたくさん。

 

長尾地区は、安房神社縁の神社:下立松原神社を中心とした地域で、昔は安房神社の例大祭にも出ていた歴史ある地区でもあります。

 

南房総市旧白浜町にあたり、「長尾祭礼」はここで開催されお祭り。

 

房総の最南端に位置するところで、野島崎灯台があることでも知られています。

 

実は白浜沖は東京湾に入るための通過しなければならない難所。

野島崎灯台はその目印としても今も活躍している現役灯台です。

  

昔から海洋交通の発達したところなので、漁業が生活の中心。

これは昔から変わらず、海とのかかわりがとても深い地域です。

祭礼日 

8月第1土・日(平成14年まで1・2)に開催。

祭礼内容

1日目は各地区の曳きまわしの後下立松原神社に集合。
2日目はは川下港にある竜神様に各地区で詣でる。


全地区が江戸型の山車で、下立松原神社に並ぶ姿は他の地区では見られない光景でもあります。

参加地区

川下、砂取、根本、本郷、西横渚の5地区です。

全地区に豪華な山車が揃う

川下(?神社)

川下は房総フラワーラインの長尾橋脇交差点から海側の地区です。

鎮守はどこになるのか勉強不足の為不明です。

 

源頼朝の乗る山車を所有します。

後藤喜三郎橘義信による彫刻が彫られていますが、製作年代などはわかりません。

 

個人的に、あまり見ない青い胴幕が新鮮でかっこよかったです。

砂取(御嶽神社)

砂取は房総フラワーライン沿いの旧長尾小学校周辺の地区です。

御嶽神社を祀ります。

 

長尾祭礼には山車を出祭させています。

日本武尊の人形で、彫刻は後藤秀吉橘義雄によるものです。

平成12年に車輪を6輪から4輪へ変更する改修を行っています。

根本(三島神社)

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根本の山車(写真は安房神社の1300年祭にて)

根本は房総フラワーラインで館山市と隣接するところにあります。

三島神社を祀っています。

 

山車を持っていてます。

人形は源範頼、彫刻師は後藤利兵衛橘義光です。

 

かつては安房神社例大祭にも神輿を出御していましたが、現在は出祭していません。

安房神社例大祭1300年祭に山車で参加しました。

安房神社例大祭

本郷(下立松原神社)

本郷は館山市から千葉県道86号線から白浜に抜けるあたりになります。

下立松原神社を祀ります。

 

山車と神輿を所有します。

仁徳天皇を乗せ、後藤喜三郎橘義信による彫刻が彫られています。

 

神輿は、安房国司祭、かつて参加していた安房神社例大祭に出御しています。

安房神社例大祭1300年祭には神輿を出祭させました。

下立松原神社ほか出祭する祭礼

西横渚(?神社)

西横渚は長尾橋脇交差点から千倉方面に少し進んだ住宅街の地区です。

鎮守は不明です。

 

山車を所有しますが、人形は何かはわかりません。

彫刻は初代後藤義光のものと聞いています。

 

現在のものは館山の根岸から譲り受けるたものだそうです。

館山の根岸

< 参考文献・サイト >

  •  各地区の皆様!!!

安房神社との関係

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下立松原神社

安房神社は、古代より安房一の宮として、朝廷からも崇敬されてきた神社です。

 

安房を開拓した神様は、四国出身の天富命(アメノトミノミコト)。

この天富命のおじいちゃんが天太玉命(アメノフトダマノミコト)で、安房神社の御祭神となります。

 

で、当の本人の天富命(アメノトミノミコト)も、安房神社の摂社として祀られています。

 

では、この長尾地区に安房神社とどんな関係があるのかというと、下立松原神社がキーポイント。

 

四国の阿波を開拓した神様が祀られているのがこの下立松原神社。

天日鷲命(アメノヒワシノミコト)という神さまで、天太玉命に仕えていた神さまの一人とされています。

 

さらに天富命は安房に来るときに、天日鷲命の孫と一緒にやってきます。

 

また、下立松原神社は御祭神同士に関連性が、根本の三島神社は由緒等は不明のものの昔から安房神社の例大祭に参加していました。

 

安房神社の例大祭は、安房地方に散らばった忌部氏たちがたまにはみんなでご先祖様を懐かしもうじゃないかという感じで始まったものです。

 

なので、三島神社は今でこそ三嶋神社系列の御祭神ではありますが、かつては安房神社と関連する御祭神だったようです。

 

つまり、長尾地区の神社は少なからず安房神社とつながりがあり、御祭神同士も家族のような関係にあったというわけです。

 

よくわたしたちはパワースポットだからと神社にお参りに行きます。

実は、その効果がもっとも発揮される日があります。

 

それは何を隠そう「お祭り」。

 

「お祭り」のことを「縁日(えんにち)」といいますが、これは神社やお寺の神様や仏様とゆかりのある日ということで、「縁日」と書くんです。

 

この縁日にお参りをすると、普段のご利益の倍以上のご利益がもらえる、普段の功徳の倍以上の功徳がもらえるとされています。

 

もし、御朱印集めが趣味という方、パワースポット巡りが好きという方。

神社やお寺に行くなら、「縁日」=「お祭り」の日に行くといいですよ。 

www.oragamati.com

安房神社だけでなくとも、長尾にはゆかりある同じような能力を持った神様はたくさんいます。

 

「安房神社のお祭り逃した!」こんな時でもあわてず、長尾祭礼に来て下さい。

きっとご利益もらえるはずです。

 

ゆっくり長尾を観光したい方は、色々な遊び情報満載のレジャー・体験・遊びの予約ならASOVIEW!じゃらん 遊び・体験予約などを参考にしてみてください。

ちなみに地元人でも「え~そんなのあるんかい!」という内容も多々あり。

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以上「おらがまち」まちこでした。

 

 

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同志たちよいざ行かん!